循環農法ってなに?

以下、赤峰さんの著書「循環農法」よりの抜粋です。

大宇宙に存在するすべてのものは回転し、循環している。

この法則に沿ったシンプルな農法が、循環農法です。
地球も、地球に生活するすべての生き物も回転する循環の法則。そのままに生きていけば、何のトラブルも起こりません。しかし、残念ながらこの法則に従って生きているのは人間以外の生き物だけのようです。彼らは自然循環に沿ってリーダーを中心に楽しく生きています。すべての生き物は人間を含め、循環の一員としてなくてはならない存在です。しかし人間だけがいつの間にか大きく循環から外れてしまいました。
大地、水、大気を汚し、地球に生活するいくつもの命を奪い、種(しゅ)を絶やし続けている。そして、そのことに気づこうともしない。人間が勝手に殺してよいものなど一つとしてありません。なのに、いつの間にこのような生き方をするようになったのでしょう。
過去の歴史の中でも例のない急激な変化は、石油の出現にあると想います。
石油文明が地球を支配し、石油から作られた化学合成物質が、いつの間にか私たちの生活に入り込んできました。便利さや大量生産による低コスト化の追求。人間の利益のみを追求し、いつしか「豊かさ」はお金や、人が作り出した偽者にすり替わっていきました。人は大きく自然環境から外れ、自分さえよければいいという欲に囚われてしまったようです。世界中で繰り広げられるマネーゲーム。他人と比較することでしか価値を判断することができない社会構造。何が本物か、命とは何なのか、本当の豊かさとは何なのかを見失ってしまいました。こうして地球も人体も化学合成物質で汚染され、難病、奇病が増え続ける結果となっているのではないでしょうか。
食うことは生きること、私たちは自然環境の中で大地に育まれた命ある食べ物から命をいただけるのです。人間だけの力では決して生きられないということに気づいて欲しいのです。そして循環の法則に沿った生き方を取り戻していただきたいと思います。
循環農法を一言で説明すると、土から生まれたもの(草)を発酵させ、土にしてから、田畑(土)に返す方法で土作りをし、旬の作物をできるだけ、自然の状態で育てることです。なんだ、そんなことか?とお思いになったのではありませんか?
そう、たったそれだけのことなのです。たったそれだけの簡単な方法で、安全で美味しい作物ができるというのに、今までどの農業者も試みてはいません。
畑の中で疑問に思い、考え、気づき、作り上げた、こんなにも自然に沿った気持ちのいい循環農法。どうかぞ、先ず、あなた自身が実践し、あなたの畑から広めていってください。

長野県下での実績

2名の専業従事者を中心に、たくさんの会員さんが循環農法に取り組んでいます。
土づくりを第一に考え、そこに生える草、そこに居る虫や菌を大事にし、旬を守って作付けをするという循環農法、土の状態によって様々ですが、年々土がよくなり、良いものが採れるようになることを体験し、自然の力に驚き感謝する日々です。

除草剤を使わなければ米はできないという声をよく聞きますが、以下の方法で無農薬、無化学肥料のお米を育てています。
詳細はこちらにあります。
大分で完成した循環農法を、長野の地でも成功させるべく試行錯誤の最中ですが、手ごたえを感じています。
農薬と化学肥料を使わないということは、環境を破壊しないだけでなく、お金がかからない=リスクが低くなるというメリットがあります。興味のある方はぜひご連絡ください。

百姓塾のお知らせ

2016年1月から、月二回(第一日曜と第三日曜)の百姓塾を開催しています。
圃場は東御市です。朝10時に集合して、循環農法の田んぼや畑の作業を2時間ほどする会です。

1月は草堆肥の積み上げを行いました。
稲わらをカッターで粉砕し、生ごみやし尿、米ぬかと一緒に積みました。
河からバケツリレーで水をかけ、踏みこみながら二段。
三段目は後日積んで、ビニールを被せてあります。
切り替えしをして、5月に田んぼに入れる予定です。

2月は大豆の脱粒と麦間の除草を体験しました。 7日は大豆の脱粒。収穫して小屋で乾燥させたものを、足踏みの脱穀機で脱粒し、ふるいや手箕を使ってごみを取り除く作業です。初めての足踏み脱穀機は扱いが大変でしたが、がんばりました。
21日は塾生さんの圃場で、麦間の除草をしました。小型の管理機を使って、麦の間を中耕したあと、土寄せをしました。管理機を使うのも始めてで、とまどうところもありましたが、2時間で5畝ほどを除草しました。
このように、月ごとにいろいろな作業を体験していただいています。4月以降は水苗代の管理や畔塗り、田植えなどの作業も始まります。
参加費は一人500円。参加をご希望の方は、事務局までご連絡ください。